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意外と人間が好きなのだなあ、と思う 
2007.04.29.Sun / 04:44 
実に中学2年生の昔から始まった身体の問題に端を発する不幸な対人経験の累積や、その問題が今もなお尾を引いて世間的に「まっとうな」人々とのギャップを着々と広げつつあるという現実からすれば、僕の人間嫌いもそろそろどうにもならないところまで来ていたっておかしくないのだけど。
意外と僕は人間が好きなんだなあ、ということをときどき思わされます。

ごく単純なところを挙げれば、もう長らく参加しているmixiというSNS。今やとても有名だから知ってる人の方が多いだろう・・・というか、この日記はそもそもmixi日記にも同文を転載してるから、mixiでこれを読む人は「何いってるんだこいつ?」と思ってしまうだろう・・・けど、まあそんなことはどうでもいい。
とにかく、そのmixiには「お気に入り」という機能があって、それはmixi内で見かけた面白そうな人々をいわばコレクションする仕組みなんだけど。僕の「お気に入り」にはこの4/29早朝現在、実に338人の人が登録してある。(笑)

基本的に鬱傾向で無気力、かつ人と関わるのがストレス、という精神状態にあるから、声をかけて交流してマイミク(友人関係)になって・・・というのが億劫でそういうことになってしまうわけだけど、その338人のうちの少なくとも半数くらいは間違いなく、僕が余力さえあれば交流を持ちたいと思った「優れた人たち」だ。
現に今も、とりあえず「お気に入り」に入れておけば、いつか余力が持てたときに歴訪(?)して交流する機会だってあるかもしれないし、という意識はどこかにあって、だからほったらかしになっているお気に入りを整理してしまおうなんて気はさらさらない。


ただ僕のそういう傾向は、あくまでもネット越しだから芽生えるものに過ぎない(ネット越しであれば、いくぶん生身の相対よりは余力も持て、人を客観視することもできるから)のじゃないかと思わないでもなかったけど。
どうやらそうではない、というちょっとした経験を昨日した。

というのも、まあ要するに、またぞろWさんがその欠落面を露呈したと思しきちょっとした出来事があって、最も冴えてるバイトの人(以下Fさん)が急遽やめることになってしまって。Wさんの英会話教室は出納関係をそっくりその人の手腕に依存していた(非常に使い勝手の悪いプログラムを使っていたために、齟齬なく経理をできる人自体がなかなかいないような状況だったらしい)ので、さあこれは大変、ということでWさん焦ってしまったらしく。
正午近くに、まだ起き上がることさえできずに布団の中でうんうんいっていた僕のところに電話してきたのです。すぐに来てくれ、ほかのバイトの子たちはみんな連絡がつかなくて、今日中に引継ぎができるのが君しかいない、と。

僕としては甚だ迷惑な話で、しかもWさんの僕を説得する物言いときたら、例によって悪気はないもののまったく方向オンチもいいところというか、「いま使っているプログラムがいかに非合理的かつ非効率でタイヘンか」の説明にいちばん多く言葉数を費やしてるような有様で。そんな裏事情なんか、これからふらつく身体に鞭打って出かけていくか行かないかを思案してる人間にとってはまったく関係ない上に、そもそも以前にも耳にタコができるほど何度も聞いている話だし。
そんなこんなで、話せば話すほどにますますゲンナリしながらも、日ごろあれこれ便宜を図ってもらってる身としてはこういう場合にはあまりニベもない態度を取るわけにもいかず、渋々出かけてきたわけです。


拒まず出かけたのは1つには、一体そのやめるというのは誰なんだろうと思いながらいろいろ反問するうちに、ああこれは僕も知ってるFさんのことだな、と気づいたからというのもありました。
以前にもWさんの元には2人ほど、途方もなく優れたバイトの人がいたことがあって、僕は「なぜこんなところにこういう人が?」と不思議の感に打たれていたりしたものだけど(←失礼な奴)、今いる人たちの中だとFさんというその人が、一人だけ別次元という程度には確実に優れた人であって。・・・「という程度には」という言い方も何だけど、実のところ僕はあまり口をきいたこともなく、ああこれは優れた人だな、ふむ、と思って遠目に見ていた程度だったから。

そういうことだったら、最後にFさんと二言三言話ができればそれはそれでいいし、WさんとFさんとでそれどころじゃなく気まずい空気だったりしたら、とりあえずどっちつかずの曖昧な態度でもう1人いれば多少は最後の勤務日のウェイトが軽くなるだろうし、というような思案をして、それでやっと出かける踏ん切りがついたわけでした。


ただ実際に出かけてみるとWさんは最初の30分以上の間出払っていて、一方のFさんはさすがというべきか神色自若として落ち着き払っていて、僕がことさら気を使うような余地はまるでない感じでした。(笑)まあちょっとは疲れの色もないではなかったけど、その程度だった。
それで、その代わり、Fさんとはだいぶ話をすることができて、Wさんの人格論とか、この手の治療に占める「宗教的思い込み」効果みたいなものはどの程度あるのかとか、過去に通うのをやめた患者さんのエピソードとか、しかしWさん自身はあくまでも本気で自分自身の治療法に自信を持っていると思えることなどなど、いろいろ突っ込んだ話も聞くことができて、すごく有意義な時間を過ごすことができました。

僕自身、Wさんの崇拝者でもなければ信者でもなく(といっても、Wさんの治療理論自体、さほど宗教的カラーはないのだけど・・・語る言葉だって多くの場合、宗教的抑揚どころかミもフタもないし)、しかし期待は賭けている、という立場だから、ごく率直におよそ何でも話すことができた。そうしてその過程で、ああやっぱり優れた人だったなこの人は、Wさんも本当はこういう人に見放されているようではダメなのだけど、しかしWさんにはそういうことの意味は生涯わからないのだろうな、というようなことをぼんやり考えていた。

僕は「優れた」「頭のいい」「賢い」人、なんてことをわりと簡単にいうから、ある種のエリート志向の主のように思われる場合がたまにあるんだけど、そういう意味で「優れた」とか「賢い」という言葉を使っているわけではもちろんなくて。
僕の思う「優れている」ということは、勘がよくてプライドが高く、しかし柔軟性をも持ち合わせていて、持論を自分の言葉で語れてかつ人の言葉も聞ける、という程度の意味でしかない。そういう条件をおおよそ満たしてさえいれば、人間にそうそう上下なんてあるものか、と思いつつ、でもそれだけの条件を満たしている人が果たして何人に一人いるだろう、という意味でときどき暗澹となっていたりもする。

まさにそういう意味で、Fさんはとても優秀な人でした。もうちょっと早くからなにがしか口をきいてればよかったかな、と少し思わないでもなかった。
横合いから差し出がましく慰留する気なんかはもちろんなかったし、じっさい何もそういうことは言わなかったけど、これっきりご縁が切れるのは惜しいなあ、個人的に、ということだけはつくづくと思った。


そうして、話は今日のこのクソ長い日記の冒頭の慨嘆へと戻るのです。ああ、僕は人間ってものが案外好きなのだなあ、と。(笑)
というよりもむしろ、僕はたぶん優れた人に飢えている。現状では抑圧ばかり強くて、気にすまいと思っても気にせざるを得ない身体の問題に絶えず苦しめられるという悪条件に阻まれてはいるけど、本質的にはこの現状は、ひょっとしたらむしろ逆なのであって。
人間嫌いの隠者なんてガラじゃない。おそらく僕は。
ということを改めて確認することのできた1日ではありました。

今はただ、Fさんに幸多かれ、と思う。
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